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高須氏の回答に対する当会の意見

高須克彌様

「愛知リコール運動の不正を追及する会」の代表を務めさせています伊藤幸男です。高須様の文書の宛先が私となっておりますので、私の個人名でこの文書を発しますが、先に発した公開質問状に記されている四名の合意に基づくものであることは言うまでもありません。

あなた様名義の私宛の文書はあなた様自身がお書きになったものと受けとめます。あなた様のツイッターをいつも拝見しておりますが、ご療養中であられる御様子と受けとめ、そういう状態の中で本件のような事案に関わられること、私どもといたしましても誠に心苦しく思うところであります。しかし、事柄の性質上やむを得ません。今後とも私情はともかくとして、公的な社会的な務めは果たさせていく所存であることをご理解いただければ幸甚です。

さて、あなた様名義の文書を拝見させていただきましたが、議論が本題からそれていると言わざるを得ません。
「質問事項に対して回答」するには前提条件があると言われております。その前提条件がクリアされれば回答してもよいというお考えかも知れませんが、そこに腑に落ちないものがあります。
問題は公的な収支報告に関わるものです。「100万人愛知リコールの会」の寄付金の使途に関わるものです。私どもも寄付をしましたし、汗も流しました。会の一端にいて深く関わってきた者です。「不正を追及する会」として質問しておりますが、別にそういう会としてではなく個人として質問しても問題ない性質のものです。
あなた様はいやしくも「リコールの会」の会長であられましたお方ですから、その公的な立場上、会の諸問題については説明する責任があります。特に金銭的な問題に関しては、そうでしょう。
たとえ、質問者が個人であっても、誠意をもって説明する責任があります。
ましてや、伊藤幸男も富田喜代治も太田嘉代子も請求代表者でしたし、寄付もし汗も流しました。その私どもが質問をしているのにこれこれの前提条件をクリアしなければ回答はいたしかねるというのは誠に道理にそぐわないことであると思わざるを得ません。
あなた様におかれましては何か思考の筋がきちんと見えておられないのではないかと思わざるを得ません。
事柄の性質、思考の筋をよくお考えいただきたく改めて申し入れるものです。

念のため付け加えますならば、私どもが署名簿の現物を全てこの目で見て回ったことは事実です。
概要がどうのこうのとあなた様は書かれていますが、あなたは不正署名の噂が出てからも各市町区の選挙管理委員会に出向いて確認をして来なかったからそういう茫漠とした疑念を抱かれるのです。現物を全て回った者には起こりようのない疑念です。現物をこの目で見るということがどういうものであるかご存知ないのでしょう?
あなた様がおっしゃる前提条件なるものが無意味なものであること、そこは厳しく指摘しておかなければなりません。署名簿閲覧に関わるあなた様のお話は、失礼ながら妄想の記述となっております。

私どもとしましては、先にお示しした公開質問状の中身について誠意をもって、前提条件などつけずに、回答してくださるよう改めて申し入れるものです。

なお、私どもの団体の素性については県の選挙管理委員会に出向いて政治団体届けを閲覧なされば済むことだと申し添えておきます。

令和3年12月23日
伊藤幸男